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2008年10月30日(木) 21時26分

<ヒューザー元社長>弁護側が無罪主張 控訴審公判毎日新聞

 耐震データ偽造事件で詐欺罪に問われ、懲役3年、執行猶予5年の1審判決を受けたマンション販売会社「ヒューザー」(破産)元社長、小嶋(おじま)進被告(55)の控訴審第1回公判が30日、東京高裁(門野博裁判長)であった。検察側は「小嶋被告は人命にかかわる問題と明確に認識しており、執行猶予は軽すぎる」と実刑を求め、弁護側は「代金をだまし取る意図はなかった」と改めて無罪を主張した。

 1審判決によると、小嶋被告は05年10月、元1級建築士の姉歯秀次受刑者(51)=実刑確定=が構造計算書を改ざんしたマンション「グランドステージ藤沢」(神奈川県藤沢市)の強度が不足していると知りながら、売買契約を結んでいた11人に引き渡し、代金計約4億1410万円を詐取した。【伊藤一郎】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000132-mai-soci