2008年10月30日(木) 21時20分

＜任天堂＞売上高２０％増…Ｗｉｉなど欧米で好調　９月中間（毎日新聞）

　任天堂が３０日発表した０８年９月中間連結決算は、売上高が前年同期比２０．４％増の８３６８億円、営業利益が同３３．６％増の２５２１億円と好調を維持した。主力の携帯型ゲーム機「ニンテンドーＤＳ」、据え置き型ゲーム機「Ｗｉｉ（ウィー）」が欧米で売れた。最終（当期）利益は為替レートが想定よりも円高に振れたため、為替差損３３５億円を計上し、同９．４％増の１４４８億円にとどまったが、売上高、利益とも中間期での過去最高を更新した。

　期間中のＷｉｉ本体の世界販売は１０１０万台で同３８％増。北米で１．５倍、欧州で１．８倍に増え、年間の世界販売見通しも前回発表（８月）から１００万台上乗せして２７５０万台に引き上げた。ＤＳ本体も海外で１．３倍に拡大した。ただ、普及が進んだ国内ではＷｉｉ、ＤＳともに前年割れだった。

　０９年３月期の連結最終利益見通しについては、前期比３４％増の３４５０億円に下方修正した。前回発表（８月）では４１００億円を予想していた。【宮崎泰宏】

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