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2008年10月30日(木) 19時42分

<マツダ>フォードとの関係「変わりない」…社長が強調毎日新聞

 マツダの井巻久一社長は30日の決算会見で、米大手自動車メーカー3社(ビッグ3)の一つで、筆頭株主でもあるフォード・モーターとの今後の関係について、「変わりない」と強調した。ビッグ3の他の2社であるゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーが詰めの合併交渉を進める中、フォードの行方に注目が集まっている。

 井巻社長は「マツダとフォードとは1970年代からの関係だ。どこまでがマツダで、どこまでがフォードか分からないぐらい、入り組んだ関係を保ってきている」と述べ、事業上も切り離せない間柄であると指摘した。

 一方、フォードは金融危機の影響で資金繰りに行き詰まる恐れがあることなどから、保有するマツダ株33.4%の一部を売却する方針と伝えられているが、「開示すべき具体的な決定事実はない」と述べるにとどめた。【宇田川恵】

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マツダ アテンザ
ビッグ3

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