記事登録
2008年10月30日(木) 16時48分

解散先送りで発言相次ぐ=自民各派時事通信

 衆院解散を当面先送りする麻生太郎首相の方針について、自民党各派が30日に開いた総会で、首相の考えを支持する意見が相次ぐ一方、今後の国会運営を懸念する声も出された。
 古賀派会長の古賀誠選対委員長は「『今は政局じゃない、政策が大事だ』という首相の決断は正しい。しっかりと支持して経済対策に全力を尽くしたい」と強調。麻生派の中馬弘毅座長も「麻生政権を支えることが、結果的には世界における(金融危機克服への)日本の役割を果たすことになる」と述べた。
 一方、町村派の中川秀直代表世話人は「野党が国会を機能不全にさせるため徹底抗戦すると(福田内閣と)同じ状態になる。そういう心配が極めて強い」と指摘。伊吹派の伊吹文明会長も「参院の国会運営は極めて厳しいことになるが、いばらの道であってもこれを乗り越えていかなければならない」と語った。 

【関連ニュース】
〔特集・金融危機〕米国から世界に影響拡大
〔写真特集〕金融危機
利下げ、どう判断=31日に政策決定会合-日銀
トヨタ車体、09年3月期連結営業益を170億円に下方修正
追加対策、予算規模5兆円=中小法人税減免も-与党合意

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000115-jij-pol