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2008年10月30日(木) 15時31分

小嶋被告、改めて無罪主張=耐震偽装詐欺で控訴審−東京高裁時事通信

 耐震強度偽装事件で、構造計算書の改ざんを知りつつマンション代金を受領したとして、詐欺罪に問われ、一審で懲役3年、執行猶予5年とされた「ヒューザー」元社長小嶋進被告(55)の控訴審第1回公判が30日、東京高裁(門野博裁判長)であった。弁護側、検察側双方が控訴しており、小嶋被告側は改めて無罪を主張。検察側は実刑が相当とした。
 弁護側は、小嶋被告がマンション引き渡しの中止を指示していたと主張。仮に指示していなかったとしても、民事で解決すべき問題で、刑事事件ではないと訴えた。
 検察側は、小嶋被告には詐欺の確定的な故意があり、一審判決が執行猶予を付けたのは誤りとした。 

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小嶋進被告の起訴事実とは

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000100-jij-soci