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2008年10月30日(木) 08時05分

「儲け少なく魅力ない」闇カジノ関与否定 堀江被告…ベガスなどで数千万産経新聞

 ライブドア前社長の堀江貴文被告(36)=証券取引法違反罪で上告中=が、国内で違法な賭博をしていたとする「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の講談社などに5000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の弁論が29日、東京地裁(広谷章雄裁判長)で開かれた。出廷した堀江被告本は、違法賭博への関与を否定する一方、海外のカジノで賭けた総額が数千万円に上ることを明らかにした。

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 日焼けした堀江被告は、黒色の長袖シャツにジーンズというラフな姿で法廷へ。国内の違法な闇カジノで賭博をしたとされた日時のアリバイを主張した上で、「(闇カジノは誘われても)行かない。小さいカジノだといくら儲(もう)かってもたいしたことがない。魅力がないと思いますね」と首をかしげた。

 しかし、「(海外では)ラスベガスが多く、マカオもある。国内ではお金を賭けないエンターテインメントカジノはある。ほとんどブラック・ジャックをやっている」と述べ、カジノ好きの一面を見せた。

 堀江被告は、出廷義務がないライブドアの証取法違反事件の控訴審には、出廷しなかったが、最近は、週刊誌や携帯端末向け動画配信サイトの番組に出演するなど、メディア活動を再開させている。

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