母親が娘を監禁状態8年＝自宅閉じ込め、学校通わせず−19歳で保護・札幌（時事通信）

2008年10月30日(木) 11時38分

　札幌市北区の女性（21）が小学6年の時から19歳で保護されるまでの8年間、母親に自宅で事実上の監禁状態に置かれていたことが30日、明らかになった。女性はこの間、小中学校にほとんど通えず、市は別居中の父親から相談を受けていたが、立ち入り調査などの対応を取らなかったという。
　市保健福祉部などによると、母親は統合失調症の症状があるといい、「学校や夫が娘に危害を加える」と強く思い込んでいたという。
　女性は2年前に保護されたが、言葉のやりとりが困難。長期の監禁状態が原因とみられる知的障害のような状態で、北海道内の施設で治療を受けている。　

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