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2008年10月29日(水) 00時24分

読売ウイークリー12月で休刊へ 70年の歴史に幕産経新聞

 読売新聞東京本社の発行する週刊誌「読売ウイークリー」が、12月1日発売号をもって休刊することが、28日わかった。

 関係者によると、インターネットの台頭など情報インフラの変化に伴って広告収入が減少。部数も伸びず、赤字に陥っていたという。同社は29日にも関係先に休刊を告知するとみられる。

 同誌は昭和13年に創刊。平成12年には誌名を「週刊読売」から「Yomiuri Weekly」に変え、サイズもA4判変型に一新した。長めの特集記事を売りものにしていたが、日本雑誌協会によると、発行部数は10万9625部(平成18年9月〜19年8月平均)で、総合週刊誌の中では下位に低迷していた。

 「月刊現代」「ロードショー」「論座」「主婦の友」など今年は有名月刊誌の休刊が相次いでいるが、雑誌不況の波は週刊誌にも及んできた。

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