記事登録
2008年10月29日(水) 10時12分

東横インの硫化水素騒ぎ、前社長を逮捕産経新聞

 松江市の「東横イン松江駅前」で5月に起きた硫化水素騒ぎで、島根県警は29日、発生源となった石こうボードの投棄に関与したとして、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で東横イン前社長、西田憲正容疑者(62)を逮捕した。

  【写真でみる】記者会見で吠える! 逮捕された西田元社長

 騒動をめぐっては、東横イン系列会社の元社長ら2人が同法違反容疑で逮捕、起訴されている。県警はボードが投棄された平成16年当時社長だった西田容疑者が不法投棄の意思決定に深く関与したとみている。

 調べでは、西田容疑者は系列会社の元社長らと共謀、ホテルの新築工事中だった16年10月から12月にかけ、地下にある配管室に石こうボードなどの建築廃材計約30トンを投棄した疑い。ボードが雨水に反応し、5月、致死量を上回る硫化水素が発生。8人が頭痛などを訴え病院で手当てを受けた。

【関連記事】
東横イン系列元社長を起訴 硫化水素騒ぎ、社員も
東横イン系列社長ら逮捕 松江の硫化水素騒ぎ
硫化水素騒ぎで家宅捜索 東横イン系列会社
ホテルで異臭、男女の遺体 岡山、硫化水素自殺か
ホテルで硫化水素発生は営業妨害 自殺未遂の男女を逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000520-san-soci