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2008年10月29日(水) 03時11分

【Qちゃん引退】強化への影響は少ない産経新聞

 女子マラソンのレベルを引き上げた功績十分の高橋だが、すでに日本陸連の強化指定選手から漏れており、ロンドンを目指す上では強化への影響は少ないのが現実だ。

 現状は、北京五輪を故障により欠場したとはいえ、野口みずき(シスメックス)が軸。ただロンドンは34歳で迎えるだけに、藤田信之監督は「加齢による影響はある。練習のスパンを長くするなど工夫が必要」と従来より慎重に準備を進める意向だ。日本陸連でも情報、医科学などで強化指定選手らのサポート体制構築を急ぐ方針でいる。

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 もっとも野口というベテランをしのぐ若手の台頭が待望されている状況ではあり、福士加代子(ワコール)や、今季、初マラソンを予定する赤羽有紀子(ホクレン)らがどこまで力を伸ばしてくるかが注目される。(昌)

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