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2008年10月29日(水) 03時01分

新銀行東京の元行員、不正受け皿会社に売上高改ざん指南読売新聞

 新銀行東京の元行員の青木千代美容疑者(56)が、不正融資の受け皿となった東京都中野区の設備会社「リフレックス」に対し、無担保融資の上限の5000万円が受けられるよう、売上高を約3倍に改ざんさせていたことがわかった。

 同行は売上高に応じて融資額を決めており、警視庁は、この内部基準を熟知した青木容疑者が、手口を指南したとみて調べている。

 同庁関係者によると、青木容疑者は2006年9月、リフレックスを実質支配していた大阪市のソフトウエア開発販売会社「アシストプラン」側から融資の申し込みを受けた。リフレックスは当時、営業実態がなくなっていたが、前年の05年10月期には約8000万円の売り上げがあった。ただ、新銀行は、無担保融資の上限を「月間売上高の3倍」と決めていたため、リフレックスの場合、最高約2000万円しか融資できない計算だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000062-yom-soci