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2008年10月29日(水) 00時34分

<介護施設>入浴の92歳入所者が死亡 福岡・東峰村毎日新聞

 28日午前11時過ぎ、福岡県東峰村福井の介護老人福祉施設「宝珠の郷」から「女性が入浴後ぐったりとなった」と119番があった。救急隊が駆けつけたところ、入所者の武内サノエさん(92)の体がやけどを負ったような状態になっており、同県久留米市の病院に搬送されたが間もなく死亡した。風呂の温度が高かったとみられ、県警朝倉署が業務上過失致死容疑で捜査している。

 調べでは、武内さんは体が不自由で28日午前10時25分ごろ、女性職員の介助を受け寝た状態のまま入れる介護用の浴槽で入浴。職員が目を離している間にぐったりした状態になり、風呂から上げると胸から下が赤くなっていたという。入浴時間は数分程度だった。

 同署は司法解剖して死因を調べるとともに、入浴時の水温設定や職員の介助に問題がなかったか事情を聴く。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000001-mai-soci