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2008年10月28日(火) 19時34分

振り込め詐欺にIP電話=「携帯より信用させやすい」−新潟県警時事通信

 新潟県警が摘発した振り込め詐欺グループが、被害者を信用させるため、固定電話の市外局番で始まる番号を使えるIP電話を利用していたことが28日、分かった。県警捜査2課などは同日、詐欺容疑で自称自営業原充博容疑者(30)ら2グループ8人を再逮捕した。
 IP電話は、音声を「インターネット・プロトコル」と呼ばれる技術でデジタルデータに変換し、インターネットなどを通じて相手の電話器に送るサービス。以前は「050」から始まる番号のみだったが、一定の条件を満たした場合、固定電話と同様の番号が割り当てられるようになった。
 原容疑者は同課などの調べに、相手側に表示される電話番号が携帯より固定の方が相手を信用させやすいと思ったと話しているという。 

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