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2008年10月28日(火) 00時30分

国立大付属病院、28か所が赤字…昨年度読売新聞

 国立大学付属病院長会議は27日、全国にある45の国立大学付属病院のうち、28病院が昨年度、赤字だったと発表した。

 同会議が各病院の財務状況を調査するのは初めてで、国立大学病院全体の赤字額は計約76億円に上った。

 同会議は、赤字の主な原因は、国からの運営費交付金の削減だとしている。国立大学病院が独立行政法人化した2004年度に584億円あった病院の運営費交付金は昨年度、367億円に減少した。今後も削減が見込まれ、来年度は33病院が赤字になり、赤字額は155億円に倍増すると見込んでいる。

 同会議は「先端研究の投資が十分できない」として、国に交付金の増額を求めていく方針だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000001-yom-bus_all