記事登録
2008年10月28日(火) 00時52分

大統領が首相解任=批判かわしか、内閣改造へ−グルジア時事通信

 【モスクワ27日時事】グルジアからの報道によると、同国のサーカシビリ大統領は27日、グルゲニゼ首相を解任し、後任の首相候補としてムガロブリシビリ駐トルコ大使を指名した。
 首相解任の理由は不明だが、大統領はグルゲニゼ氏が新設される金融危機対策委員会の委員長に就任すると述べた。同氏は昨年11月の治安部隊による野党集会鎮圧事件後に首相に就任するまで銀行頭取を務めていた。
 野党集会鎮圧事件の1周年となる11月7日には野党勢力が大規模な反政府集会の開催を予定している。南オセチア自治州をめぐるロシアとの軍事衝突後、反政府運動がどこまで盛り上がるかは不透明だが、大統領側は内閣改造で批判をかわす狙いもあるとみられる。 

【関連ニュース】
〔特集・金融危機〕米国から世界に影響拡大
〔写真特集〕ロシア軍グルジア侵攻
〔写真特集〕金融危機
銀行家をユダヤ人に例え擁護=シンクタンク所長に批判-独

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000004-jij-int