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2008年10月28日(火) 14時01分

裁判員制度:甲府地裁が候補者名簿を作成 来月から通知、説明会開催 /山梨毎日新聞

 来年5月にスタートする裁判員制度に向けて、甲府地裁は来年の裁判員候補者名簿を作成した。候補者には11月下旬から12月上旬にかけて、名簿記載通知書や調査票、パンフレットなどが届く。
 甲府地裁によると、来年度の県内の裁判員候補者数は2300人。県内有権者の307人に1人が選ばれる計算で、各市町村の選挙管理委員会が無作為に抽出した。09年中の殺人や強盗傷害などの対象事件を約30件と予想し、1件当たり必要候補者を50〜100人として試算した。
 来年5月以降は、候補者名簿から対象事件ごとに50〜100人が選ばれ、初公判の6週間前までに甲府地裁が呼び出し状を送付。裁判当日に面接を行い、最終的に6人の裁判員を選ぶ。
 来月末の候補者への通知に先立ち、甲府地裁は27日、裁判員の選出方法や裁判での役割についての説明会を甲府市総合市民会館(同市青沼3)で開いた。 約60人が参加し、裁判官が選任手続きの流れなどを説明。模擬裁判で裁判員を経験した主婦の体験談などに聴き入っていた。【曹美河】

10月28日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000167-mailo-l19