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2008年10月28日(火) 00時38分

違法個室ビデオ店を一斉捜索 神奈川県警 産経新聞

 神奈川県警生活保安課は27日、わいせつ図画公然陳列や風営法違反(禁止区域営業)容疑などで、県内の個室ビデオ店6店を家宅捜索、経営者ら5人を逮捕した。

 個室ビデオ店は安価な料金と便利さから宿泊所代わりに使用され、今月1日には大阪・ミナミで16人が死亡する放火事件が発生。県警によると、顧客獲得のためわいせつな違法DVDを置く店も多いという。

 県警はこの日、県内44店舗のうち6店舗を捜索。横浜市西区の店舗は出入り口は各階に1カ所しかなく、店内には個室(縦約2メートル、横約1メートル)計約40室がひしめき合っていた。廊下も狭く、2人がすれ違うことも難しいほどだった。

 店の経営者らは「以前、消防に消火器の不備を指摘されたが改善しなかった」「24時間営業ではないので気にしていなかった」と話すなど、経営者側の危機意識の低さがうかがえた。

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