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2008年10月27日(月) 23時17分

<詐欺未遂>郵便局の不在届サービス悪用容疑で逮捕 神奈川毎日新聞

 郵便局の「不在届サービス」を悪用し銀行通帳をだまし取ろうとしたとして、神奈川県警捜査2課などは27日、同県大和市福田の無職、柳川光央容疑者(23)を詐欺未遂容疑で逮捕したと発表した。

 調べでは、柳川容疑者は7月下旬、同県海老名市の郵便局で、健康保険証を示して通帳の架空名義人を装い、通帳をだまし取ろうとした疑い。この名義人の名前で不在届が同局に出されており、通帳が入った郵便物は局留めになっていた。

 不在届サービスは、事前に長期不在を届け出れば、郵便物を住所地に配達せず郵便局で最長30日間預かる仕組み。配達されないため架空名義・住所であることが発覚しにくく、犯罪に利用されるおそれもある。今回は名義人の住所地を受け持つ配達員が郵便物を見て架空であることに偶然気付いた。

 柳川容疑者は約20件の余罪を認め「闇サイトで知り合った人間に指示され日当1万円でやった」と供述しているという。【山衛守剛】

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