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2008年10月27日(月) 11時57分

平成電電巡る詐欺事件で初公判、元社長が起訴事実否認読売新聞

 通信機器の購入を偽り、投資家から集めた計3億6000万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたベンチャー系通信会社「平成電電」(破産)の元社長・佐藤賢治被告(57)の初公判が27日、東京地裁であった。

 佐藤被告は「詐欺はいたしておりません」と述べ、起訴事実を否認した。

 検察側の冒頭陳述によると、平成電電は2003年から、年利8%の配当をうたい、出資を募って格安の固定電話事業を始めたが、契約回線数が目標を大きく下回り、巨額の赤字を計上。佐藤被告は04年から、集めた資金約414億円のうち約374億円を同社の運転資金などに充てた、としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000016-yom-soci