記事登録
2008年10月27日(月) 02時30分

<麻生首相>公明・太田代表と政権運営で協議毎日新聞

 麻生太郎首相は26日夜、東京都内で公明党の太田昭宏代表と会談した。首相が出席した北京でのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の報告のほか、世界的な金融危機への対応や衆院解散・総選挙の時期など、当面の政権運営について、意見交換したとみられる。

 政府・与党内では衆院解散の時期を巡り、早期解散論と先送り論が対峙(たいじ)。景気後退が確実な情勢となる中で、首相に近いグループを中心に先送り論が強まる一方、「11月30日投開票」をにらむ公明党は支持母体・創価学会とともに動き出しており、月内解散に向け首相の決断を求める声が強まっている。

 首相は月内にも、衆院解散について、金融危機に対する日本の国際的役割や国会審議などへの影響を踏まえ、慎重に判断する。太田氏サイドは26日夜、「首相とは会っていない」と語ったが、同夜の動きは最終判断を見据えたものとみられる。

【関連ニュース】
麻生首相:初の街頭演説はアキバ…解散には言及せず
麻生首相:金融危機に明確なメッセージ出せた…北京で会見
麻生首相:北京でのASEM閉幕後の会見発言要旨
麻生首相:仏・伊首脳と会談 緊急金融サミットに向け協調
ASEM:北朝鮮問題で拉致解決に理解求める…麻生首相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000014-mai-pol