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2008年10月27日(月) 16時40分

世界初となる円と米ドルの両通貨で決済できるクレジットカードをソニー銀行が開始 円高で注目を集めるかMONEYzine

 ソニー銀行は、10月29日より、ソニーのオフィシャルカード「Sony Card (ソニーカード)」に、1枚のクレジットカードで円と米ドルの2通貨で自動決済する「2通貨決済機能付クレジットカード」の取り扱いを開始すると発表した。同社によると1枚のクレジットカードで2通貨を自動決済するのは世界初のケースとなる。発行は(株)ソニーファイナンスインターナショナルが行う。

【関連写真】世界初となる円と米ドルの両通貨で決済できるクレジットカードをソニー銀行が開始 円高で注目を集めるか

「2通貨決済機能付クレジットカード」では、国内の買い物には円、海外では米ドルに自動決済される。具体的には国内で利用した場合は円普通預金口座から、海外でご利用した場合は米ドル普通預金口座から決済される。

 たとえば現在のように過去の水準から見て円高の場合には、今のうちに米ドル口座にドルを預金しておき、ハワイなどの海外旅行の際に円安になっていれば、利用者にとってクレジットカードを利用することがメリットとなる。

 旅行ジャーナリストの村田和子さんは「旅行のリピーターにとっては親和性が高いサービス。今後、海外旅行での利用を目的に、円高の際に外貨預金へという運用の流れも期待できる」とし、「もし預け入れ時よりも旅行時に円高になってしまったら、従来のクレジットカードを利用すればいい」とカードの併用の提案もしている。

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