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2008年10月27日(月) 21時22分

「高島易」幸運乃光を提訴=元相談者ら、1600万円請求時事通信

 占いの「高島易断」を名乗って活動していた宗教法人「幸運乃光」(千葉県)が相談者の不安をあおり、高額の祈とう料を支払わせていた問題で、関東地方に住む6人が27日、幸運乃光と代表者らを相手取り、約1640万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
 訴状によると、幸運乃光は「高島易断崇鬼占相談本部」「高島易断総本部」と称していた。6人は栃木、埼玉、東京、神奈川の各都県に住む31歳から80歳までの男女。「鑑定料2000円」とする新聞の折り込み広告を見て相談会に行き、子供の病気や自身の縁談について話したところ、「先祖のお払いをしないと、お子さんの生命がない」「水子の霊がついている」などと言われ、約76〜同700万円を支払わされた。
 高島易断霊感商法被害弁護団の山口広団長は、特定商取引法が祈とうについての規制を強化した昨年7月以前の支払い分について、幸運乃光側が返金に応じないため提訴に踏み切ったと話した。
 幸運乃光の話 代表や幹部が不在のため、事情が分からない。 

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