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2008年10月26日(日) 02時35分

「国際的役割を優先」 首相、解散時期判断で東京新聞

【北京=古田哲也】麻生太郎首相は25日、北京市内で記者会見し、衆院解散の時期について「国内的な政局の話より、昨日、今日と各国の話を聞いていると、国際的な役割を優先する必要性をあらためて感じた」と述べた。一方で「国会審議も十分考慮する必要がある。いろいろ考えることがあり、この段階でするとかしないとか決めていない」と、帰国後、経済情勢や民主党の動向を総合的に判断し、解散に踏み切るか最終決断する考えをあらためて示した。

 政府・与党内では首相が10月末にも解散し「11月18日公示、30日投開票」の日程を組むとの見方が強かったが、首相が国際的な金融危機対応を優先したい意向を示したことで、解散を先送りするとの見方も出始めている。

 (中日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008102690023513.html