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2008年10月26日(日) 03時09分

不正経理問題、愛知県は職員負担で1億3千万円返還へ読売新聞

 会計検査院の指摘で不正経理が明らかになった愛知県は25日、不適切に処理されていた国庫補助金約1億3000万円の返済について、県職員に負担を求める方針を固めた。

 国から返還を求められるのは、県建設部と農林水産部が行った2002〜06年度の国庫補助事業のうち、不正経理と指摘された消耗品購入費約6000万円、旅費約6000万円、アルバイト人件費約1000万円。

 このうち、消耗品購入費の約2000万円は、架空発注による「預け」と呼ばれる裏金だった。

 いったんは県費で立て替え、農林水産省と国土交通省に返還した後、職員から集めて穴埋めする。OB職員も対象に、不正経理への関与の度合いや管理責任などを勘案し、負担する職員や国庫補助金の範囲、それぞれの負担額などを決定する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081026-00000004-yom-soci