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2008年10月26日(日) 16時01分

毎日ウイーク・イン・和歌山:裁判員制度を知ろう! 中身、詳しく分かった /和歌山毎日新聞

 ◇フリートークで分かりやすく イベント参加の高校生ら興奮気味
 毎日新聞社がまちづくりを応援する「毎日ウイーク・イン・和歌山」開催中の25日、イベント「裁判員制度を知ろう!」(和歌山地裁、和歌山地検、和歌山弁護士会協力)が和歌山市の和歌山地裁で開かれた。09年5月から裁判員制度が始まるのを前に、参加した大学生や主婦ら約60人は法曹3者とのフリートークや裁判所内の見学など、制度の知識を深めた。【宮嶋梓帆】
 裁判員制度は、国民が重大事件の有罪・無罪の判断や刑の重さの決定に参加するもの。この日は、まず制度の仕組みを説明した啓発ドラマを映像で約1時間鑑賞した。
 続いて裁判官、検察官、弁護士の法曹3者とのフリートークが行われ、参加者から「選ばれた裁判員のプライバシーはどのように保護されるのか」「陪審員制度との違いは」など多くの質問が寄せられ、裁判官らが一つ一つ分かりやすく説明した。裁判所内の見学もあり、参加者は実際に法服を着て裁判員席に座り、「こんな風に見えるのか」などの声も上がっていた。
 担任の教師から勧められて参加したという和歌山信愛女子短大付属高3年の加藤果美(このみ)さん(18)は、「裁判員制度という名前は知っていても、中身まで知らなかった。詳しく知ることができてよかった」と興奮気味に話していた。
 26日は和歌山城内を巡り和歌山に寄せる思いを詠む「俳句ウオーク」が行われる予定。

10月26日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081026-00000244-mailo-l30