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2008年10月26日(日) 21時23分

<金融強化法案>公的資金枠「10兆円必要」経財相拡大方針毎日新聞

 与謝野馨経済財政担当相は26日の民放番組で、金融機関の経営が悪化する前に予防的に公的資金による資本注入を行う「金融機能強化法」改正案に関して「公的資金枠(政府保証枠)が2兆円では足りない。10兆円くらい積んでもよい」と述べた。

 政府は同改正案をすでに国会に提出しているが、米国発の金融危機深刻化による株価暴落で、金融機関は保有株式に多額の含み損が発生している。この結果、自己資本比率が大幅に低下すると貸し出し余力がなくなり、中小企業などに対する貸し渋りの動きが強まる懸念も出ている。

 与謝野経財相が公的資金枠拡大の方針を示したのは、公的資金による資本注入を幅広く行うことで金融機関が貸し出しを維持できるようにする狙いとみられる。【尾村洋介】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081026-00000067-mai-pol