2008年10月26日(日) 20時39分
<防虫剤>アイスの箱から成分検出…昨年、東京都内のコープ(毎日新聞)
「コープとうきょう」が07年12月、東京都練馬区の「ミニコープ氷川台駅前店」で販売したアイスクリーム1箱から防虫剤の成分「パラジクロロベンゼン」が検出されたことが分かった。健康被害は報告されていないが、日本生活協同組合連合会は輸送や保管の過程で防虫剤成分が移った可能性があるとみて、近くに防虫剤を置かないよう注意を呼びかけた。
この製品は生協連が企画開発した「ミニチョコバー生チョコタイプ」。07年12月、購入した女性がレジ袋から出した際、異臭に気づいて返品。商品の箱からパラジクロロベンゼンが検出された。アイスクリームからは検出されなかった。
製造元の同じ工場で同じ日に製造された商品をサンプル調査したが、検出されなかった。製品は3月に製造が中止され、現在は販売されていない。
これまで公表しなかったことについて、生協連は「製造工程に問題はなく、ほかの製品にも被害が想定されなかったため」と説明している。【長野宏美】
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