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2008年10月26日(日) 20時14分

生協のアイスからも防虫剤成分を検出産経新聞

 東京都練馬区の「コープとうきょう氷川台駅前店」で昨年12月に販売されたアイスクリームの箱から防虫剤成分の「パラジクロロベンゼン」が検出されていたことが26日、分かった。購入者からの苦情で発覚したという。健康被害の報告はなく、流通過程で保管場所に置いてあった防虫剤の香りが箱に移るなどしたと判断し、日本生活協同組合連合会では公表や回収は行っていなかった。

 問題の商品は「CO・OPミニチョコバー生チョコタイプ」。昨年12月、購入した女性が持ち帰ろうとしたところ、異臭を感じ、帰宅後に届け出たという。アイスクリームからはパラジクロロベンゼンは検出されなかったが、箱からは検出された。

 工場などではは使われておらず、輸送や保管などの過程で付着したとみられるという。この商品は今年3月に製造が中止されており、生協連では「現在では家庭に残っているものはないとみられる」としている。

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