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2008年10月26日(日) 20時06分

<WBC会議>27日に開催 人選、思惑絡んで議論は白熱か毎日新聞

 来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督選考などを話し合う第2回WBC体制検討会議が27日、東京都内で開かれる。有力候補だった星野仙一・北京五輪代表監督の「固辞」で監督人事は迷走気味だが、加藤良三コミッショナーは同日の議論を踏まえ、今月中に決める意向だ。

 15日の第1回会合では、現役監督の兼務には否定的な意見が大勢を占め、王貞治・コミッショナー特別顧問からは星野氏を推す声が挙がった。しかし、22日の星野氏の「固辞」表明で状況は一変。加藤コミッショナーも24日、「『現役監督は大変だろうな』という思いはあるが、排除するわけではない」と現役監督起用に含みを残した。

 現役監督の場合、日本シリーズ優勝監督を中心にした人選になりそうだが、西武の渡辺監督は「百戦錬磨の監督がやればいい」と消極的だ。一方、巨人の滝鼻卓雄オーナーは、開幕直前に監督がチームを離れることに難色を示しながらも「(原監督が)指名されれば名誉なことだし、断りにくい」と受け入れる構えを見せている。

 このほか、前年の日本一監督である中日の落合博満監督の名も挙がったが、落合監督は「現役(監督)で一番野球を知っているのはノムさん(野村克也・楽天監督)」と野村監督を「推薦」。それぞれの思惑も絡み、議論は白熱しそうだ。【村田隆和】

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