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2008年10月26日(日) 20時01分

<東京国際映画祭>最高賞に「トルパン」…最優秀監督賞も毎日新聞

 「第21回東京国際映画祭」は26日、東京・渋谷のBunkamuraで授賞式が行われ、最高賞の東京サクラグランプリにカザフスタン、ロシアなどの合作映画「トルパン」を選んで閉幕した。「トルパン」のセルゲイ・ドボルツェボイ監督は最優秀監督賞も受賞した。日本映画「ブタがいた教室」(前田哲監督)は観客賞と、今年から新設された、環境をテーマにした映画に贈られる「トヨタ・アース・グランプリ」審査員賞を受賞した。

 「トルパン」は、カザフスタンを舞台に一人前になるために結婚を夢見る青年の物語。ドボルツェボイ監督は「これがデビュー作。受賞は私の未来への先行投資」と喜んだ。ジョン・ボイト審査委員長は「複雑で繊細な作品。遊牧民の家族に心の在り方を教わった」と評した。他の受賞作は次の通り。

 審査員特別賞=「アンナと過ごした4日間」(イエジー・スコリモフスキ監督)▽最優秀女優賞=フェリシテ・ウワシー(「がんばればいいこともある」)▽同男優賞=バンサン・カッセル(「パブリック・エナミー・ナンバー1」)▽同芸術貢献賞=「がんばればいいこともある」(フランソワ・デュペイロン監督)

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