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2008年10月25日(土) 01時45分

「お茶に毛が生えた程度」 首相バー会合を閣僚が擁護東京新聞

 麻生太郎首相が高級ホテルのバーなどで会合を重ねていることに関し、24日の記者会見で閣僚から擁護や注文の声が上がった。一方野党側は、庶民感覚とのずれを批判した。

 自身も首相同様、多額の資産を持つ鳩山邦夫総務相は「高級料亭ですごい金を使うという話じゃなくて、実に安いと思う。喫茶店でお茶を飲むのに毛が生えたような話じゃないか」と擁護発言。

 これに対し、実兄の鳩山由紀夫民主党幹事長は「発想が庶民感覚から外れている。弟が外れていると兄貴もそうだと思われ迷惑だ」と反発。首相のスーパー視察にも触れ「高級ホテルのバーを安いと思う首相が、スーパーで高くなった商品を見るのはパフォーマンスだ」と批判した。

 このほか河村建夫官房長官は「(従来の首相の)ライフスタイルを急に変えられない」と理解を示しつつも「一国の首相は国民から注視されている。それだけは頭に入れてほしい」と注文を付けた。

 舛添要一厚生労働相は「一杯飲むことでストレスが解消し、明るい顔で公務に出てこられるのなら自由だ」と理解を示した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008102401000779.html