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2008年10月25日(土) 00時00分

あしなが募金激減読売新聞

ボランティア協力募る

 病気や災害、自殺などで親を亡くした高校生や大学生らの進学を支援する「あしなが学生募金」の街頭活動が18日から全国一斉に展開されているが、募金を呼びかけるボランティアの減などで募金額が激減している。県内でも同じ状況で、同募金事務局では「母子家庭を中心に生活苦は増しており、ぜひ協力してほしい」と、25、26日の街頭活動にボランティアとして参加してくれるよう中学、高校、大学生に求めている。

 街頭での募金活動は18、19日に続き、25、26日の計4日間で、県内では9か所で行われる。

 松尾三星・県代表(20)(北九州市立大2年)によると、ボランティアは従来、県内で約250人が参加。ところが、今年に入り、高校生を中心に協力者が減り、今回は150〜200人前後。全体で3〜4割は減ったという。18、19日に集まった募金額も集計していないが、今春の街頭活動より2〜3割は減ったとみられる。

 「ボランティアへの関心が薄まり、その数が減ったのが最大の原因」と松尾代表。「25、26日は、その場の『飛び込み』でも、1時間だけでもいいので、ボランティアとして協力してほしい」と訴えている。

 街頭募金の場所は、西鉄福岡駅コンコース、地下鉄姪浜駅、同西新駅、JR香椎駅、西鉄太宰府駅、同久留米駅、ゆめタウン大牟田、JR小倉駅南口、イオンモール福岡ルクル。活動時間は午前10時〜午後6時(JR香椎駅は午後1時開始)。参加の申し込みや問い合わせは松尾代表(090・4486・0151)へ。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20081024-OYT8T00771.htm