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2008年10月25日(土) 00時00分

「がんばろう」歌おう読売新聞

大牟田で記録映画上映

 労働歌「がんばろう」の作曲で知られる大牟田市出身の荒木栄さん(1924〜62年)の歌を追った記録映画「荒木栄の歌が聞こえる」の上映会が、命日の26日、同市の福建労会館ホールで開かれる。映画は5月から全国で上映されているが、同市では初めて。

 荒木さんは三池炭鉱労組の組合員で、労働者の士気を高める歌声運動に参加。森田ヤヱ子さん(故人)の詞に曲を付けた「がんばろう」は全国に広がり、今も愛唱されている。

 没後45年をきっかけに、市出身で京都市在住の映像作家、港健二郎さんが映画制作を企画。監督も務め、阪神大震災直後の神戸で「がんばろう」を歌ったというバンドや、今も荒木さんの歌を歌い続ける歌手へのインタビューなどを通じ、歌の魅力に迫っている。

 映画は94分で上映は午後1時半、同4時、同6時半の3回。上映前には「がんばろう」などを歌うイベントもある。

 企画した「『荒木栄の歌が聞こえる』を見る会」は「今でも歌い継がれている荒木さんの歌の魅力を大勢の人に知ってほしい」と来場を呼びかけている。

 入場料は一般1000円、中高生500円。問い合わせは「見る会」の川上洋さん(090・7156・1491)へ。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20081024-OYT8T00803.htm