記事登録
2008年10月25日(土) 00時00分

筑後の伝説「羽犬」ご当地グルメに読売新聞

ホットドッグ試食会
ご当地グルメを目指す「ちくごフライングドッグ」の見本

 筑後商工会議所青年部は、筑後市に伝わる「羽犬」の伝説にちなみ、ホットドッグ「ちくごフライングドッグ」を“ご当地グルメ”として売り出すことを決めた。25日に市民向けの試食会を開き、飲食店が持ち寄った10点の中から投票で最優秀作を選ぶ。

 羽犬は薩摩藩討伐のため九州遠征した豊臣秀吉の大軍を足止めさせた犬として知られる。市のシンボルマーク「チク号」も、羽犬をデザイン化した。

 同青年部の呼びかけに対し、市内のパン屋や料亭など10店舗が独自のホットドッグを提案。パン生地からはみ出すレタスをうまく羽に見立てたり、アスパラや豚肉など地元食材を使ったりした作品が集まった。

 試食会は25日午後3時、筑後市山ノ井、諏訪神社で開かれる「壺中之天(こちゅうのてん)まつり」で実施。先着50人に審査員を務めてもらい、オリジナル性や味、価格などを採点してもらう。試食に出されるホットドッグ10点は、すべて「ちくごフライングドッグ」として認定する方針。認定された店舗は店先にのぼりを立て、マップで紹介する。

 同青年部は「ご当地グルメとして定着させるため、将来は取扱店を増やし、商店街の活性化につなげていきたい」としている。問い合わせは同青年部(0942・52・3121)へ。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20081024-OYT8T00813.htm