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2008年10月25日(土) 00時00分

阪神大震災の教訓伝えよう 県教委へ防災教材贈る読売新聞

 1995年に起きた阪神大震災の記憶を次世代に伝えるため、神戸市教委、神戸大、読売テレビ、読売新聞が共同制作した小中学生向けの防災教育用の教材セット「ビジュアル版 幸せを運ぼう」が24日、県教委に贈られた。

 震災直後の街や避難生活、復興の様子を記録したDVDと、読売新聞に掲載された災害関係の記事や写真などを収録したCD—ROM、教員や子どもたちの震災体験記、心肺蘇生などの応急処置の方法などが書かれたテキストのセット。

 県庁で行われた贈呈式では、梅山賢一・NIB長崎国際テレビ報道制作局長と山本豊・読売新聞長崎支局長から40セットが贈られ、寺田隆士・県教育長は「県内も雲仙・普賢岳の噴火災害などを経験した。活用を働きかけたい」と述べた。長崎市教委にも30セットが贈られる。

 県教委は長崎市を除く22市町教委に配り、県立長崎図書館などでも貸し出す予定。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20081024-OYT8T00734.htm