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2008年10月25日(土) 00時00分

700万円の申告漏れ〜すきむらんど振興協会読売新聞

 小林市の観光施設「すきむらんど」の管理委託料計約2300万円を不正流用していた指定管理者「すきむらんど振興協会」が1989年以降、1度も確定申告をしていないことがわかった。時効分を除く2003年以降の申告漏れは700万円に上っており、市はこの分と延滞税、流用分などを含めた計約3300万円の今年度一般会計補正予算案を28日の臨時議会に提案する。

 市によると、協会は1989年から施設の管理運営を受託。不正流用を知った小林税務署は9月中旬、協会のこれまでの決算を調査。その結果、03〜07年度に消費税(約660万円)や法人税(9万円)などの申告漏れがわかった。

 申告の時効は5年間のため、02年以前の分は課税されないという。同協会は「公的施設を管理運営する団体なので、課税されないと思っていた」などと説明している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20081024-OYT8T00693.htm