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2008年10月25日(土) 00時00分

「じめさあ」の化粧を何者かが勝手に塗り替え読売新聞

現在のじめさあ
今月3日に化粧直ししたじめさあ

 鹿児島市の市立美術館前にある石像「持明院様」(じめさあ)の化粧が何者かによって直されていることが分かった。市民らは「メークが気に入らなかった人がやり直したのだろうか」と、顔を見合わせている。

 島津家18代家久の妻・亀寿と伝えられる「じめさあ」の化粧は毎年1回、命日の10月5日に、市役所の女性職員が施している。今年は5日が日曜日だったため3日にあり紫色のアイシャドーを効かせ、あでやかに仕上げた。

 しかし、6日朝、美術館周辺を清掃していた作業員の芹田トヨ子さん(64)が、じめさあの顔の様子が違っていることに気がついた。アイシャドーが白色で隠され、ほお紅や口紅も少し濃くなっていた。

 芹田さんは「5年前から掃除をしているが、命日以外に化粧が変わったのは初めて」と驚いていた。

 霧島市から訪れていた女性(36)は「両まぶたの赤いアイシャドーが腫れているようにも見え、ちょっとかわいそう。いつなおるのかしら」と気をもんでいた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20081024-OYT8T00664.htm