甲府市の山梨県立中央病院は二十四日、急性虫垂炎と
病院によると、女性は今月二日に下腹部の痛みを訴えて受診し、虫垂炎と腹膜炎と判明。三日に虫垂炎の手術を受けた後、うみがたまっているのが見つかり、十四日に再び手術した。
痛みを緩和するため鎮痛剤を点滴で投与しており、十五日夜に追加投与した際、鎮痛剤の種類と量を誤った。
主治医の三十代の男性外科医が鎮痛剤の処方を誤ったのが原因で、「フェンタニル」を一ミリグラム、「ドロレプタン」を二ミリグラム使うところを、「フェンタニル」を二ミリグラム、強い鎮痛剤の「アルチバ」を六ミリグラム投与した。
約二十分後に病室を訪れた看護師が、心肺停止状態の女性に気付いた。