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2008年10月25日(土) 08時16分

民主、相乗り認めず 名古屋市長選、県連に通達東京新聞

 名古屋市の松原武久市長の4選不出馬を受け、民主党は来春の市長選で自民、公明両党との「相乗り」を認めない方針を固め、24日に県連幹部に伝えた。民主が擁立した候補を、自公が後から推薦するケースも認めず、候補者を推薦する条件に「自公の推薦拒否」を含めることも検討している。

 名古屋市議会は現在、共産党を除く民主、自民、公明のオール与党体制。第1党の民主が「相乗り禁止」を明確にしたことで、今後の候補者選考に大きな影響を与えそうだ。

 同党県連の伴野豊代表は23日の会見で「初めから対立ありきではない」と述べ、自公と相乗りする可能性を否定しなかった。しかし、政権奪取に向けて自公と激突する総選挙を控え、党本部は「民主王国」愛知を象徴する名古屋市での相乗りは、有権者の理解が得られないと判断した。

 民主党は知事選や政令市の市長選で原則、自民との相乗りを認めず独自候補を擁立する方針を掲げている。

(中日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008102590081600.html