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2008年10月25日(土) 10時18分

米空軍、不祥事で組織改革 核兵器管理へ新司令部設置東京新聞

 【ワシントン24日共同】米空軍は24日、「グローバルストライク司令部」を新設し、核兵器搭載可能なすべての爆撃機と大陸間弾道ミサイル(ICBM)を管理下に置くと発表した。来年9月末までに始動する。

 空軍内で核兵器のずさんな管理が相次いだことを受けた組織改革。この結果、空軍は既存の宇宙司令部(コロラド州ピーターソン空軍基地)と新司令部の2本立てで核兵器を運用する。

 これまでは宇宙司令部がICBMや衛星を、航空戦司令部(バージニア州ラングレー空軍基地)が爆撃機を運用、管理していたが、多くが新司令部に移管され、宇宙司令部が残りを担当する。

 国防総省の諮問委員会は9月、核兵器の運用・管理を単一司令部に委ねるよう勧告したが、空軍側は任務過重となるため困難と判断した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008102501000237.html