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2008年10月25日(土) 19時19分

三浦元社長の遺骨が日本へスポーツ報知

 1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、ロス移送後の今月10日に死亡した三浦和義元会社社長(61)=日本では無罪確定=の妻らが24日、三浦元社長の遺骨とともに民間機でロサンゼルス国際空港を出発、帰国の途に就いた。25日夕、成田空港に到着した。

 午後5時ごろ、黒いコートに身を包んだ三浦元社長の妻は、白い布で覆われた箱のようなものを両手に抱えて帰国。報道陣約40人が集まる中、妻は黙ったまま入国審査場へ向かった。

 到着ロビーにも旅客らが詰め掛けたが、妻らは用意された黒いワゴン車に乗り込み、足早に空港を後にした。

 三浦元社長の妻はロス出発後、元社長の死について「いつの日か、信実が明かされ私達の心の中に平穏が訪れてくれる時を、願っております」とのコメントを在ロス日本総領事館を通じて出した。

 三浦元社長の死因をめぐっては、留置場で自殺したと発表しているロス市警に対し、弁護人ゲラゴス氏が独自に検視を依頼した病理学者の結論を基に他殺だったと主張、連邦地検に捜査を求める方針を示している。ロス郡検視局が今後、死因を正式に公表する予定。

 三浦元社長の死亡により米国での刑事司法手続きは既に終了、「ロス疑惑」とも呼ばれた銃撃事件の真相究明の道は事実上閉ざされた。

 ※妻のコメント中の「信実」は原文のまま

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081025-OHT1T00117.htm