【レッジョ・カラブリア(イタリア)24日】イタリアでトトカルチョと並んで人気の数字選択式くじ「スーパーエナロット」で23日、同国史上最高額の100億75万ユーロ(約117億円)の当せんが出た。24日付新聞各紙はトップ扱いの大騒ぎとなっている。
当せんくじの販売店の所在地は南部のカターニャで、サッカー北京五輪代表FW森本貴幸(20)が所属するクラブ、カターニャの本拠地スタジアムの目と鼻の先だった。
当せん者が名乗り出るのを待つ店主のドメニコ・ジュンタ氏(53)は「ここ数日、ロットのかけ数が通常の3倍ほどになっていた。通りがかりの客も多いから当せん者の見当はつかないね」。サッカー・サポーターたちからは「当せん者はカターニャに一部寄付してチーム強化に一役買うべきだ」との声も上がった。
「エナロット」は国営くじで、1〜90までの数字を6つ選んで当てる。すべて当たる確率は6億分の1以下。今回は今年4月以降、76回当選が出ずキャリーオーバーされていた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081025-OHT1T00064.htm