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2008年10月25日(土) 11時01分

旧商工ファンド:無差別に即時返済要求 債務者らに書面送付 /北海道毎日新聞

 ◇札幌の弁護団、あす無料電話相談
 商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド)の融資を巡り、債務者や保証人に今年9月以降、「担保評価割れが生じたので即時一括返済せよ」などとする書面が送られていることが被害対策全国弁護団の調べで分かった。弁護団は「担保提供の有無や返済の遅れなどを問わず無差別的に送付している」と指摘。道内からも既に47件の相談が弁護団に寄せられており、札幌の弁護団では26日に無料電話相談を実施する。
 弁護団によると、書面は「追加担保差し入れあるいは元金返済についてのお知らせ」など。債務者らからは「担保も提供しておらず返済も遅れていないのに、本人ばかりか連帯保証人にも送られトラブルになった」「取引先にも文書が送られたため、売掛金の回収ができなくなった」などの相談が寄せられているという。
 札幌の電話相談は、26日午前10時〜午後4時、011・208・5201。八十島保弁護団事務局長は「SFCGのなりふり構わない貸しはがし行為には毅然(きぜん)と対処する」と話す。一方、SFCGは「(弁護団の対応は)びっくりしている。書面送付は無差別ではなく、いずれも返済状況や担保などに問題がある人にしか送っていない」(広報室)と話している。【芳賀竜也】

10月25日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000019-mailo-hok