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2008年10月25日(土) 14時27分

説教させてよ「おやじカフェ」 迷える若者へ助言河北新報

 「おやじカフェ」と銘打ったイベントが11月9日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれる。人生経験豊富な「おやじ」たちが、コーヒーを飲みながら迷える現代の若者たちの悩みに耳を傾け、アドバイスする。

 おやじカフェのマスターは画家・版画家の尾崎行彦さん(53)。若いころ、喫茶店や飲み屋でマスターや常連客にさまざまな相談をしたように「一人で問題を抱え込みがちな今の若者にもガス抜きできる場を」と発案した。

 定禅寺ストリートジャズフェスティバルの前実行委員長として培った人脈も生かし、文化芸術や街づくりの分野で活躍する同世代の仲間も無報酬でゲスト参加しながら、初回以降も不定期に開催の予定。今回は仙台市のグラフィックデザイナー畠山敏さんと建築家の鎌田雅宏さんが参加する。

 当日は芸術から仕事、人生まで幅広く悩みの相談に応じるほか、希望者がいればイベントなどの企画や作品へのアドバイスもする。コーヒーを飲むだけでもいいという。

 「学生たちと接していると、大人とコミュニケーションを取るのが下手。何でも自分たちで処理しようとする」と尾崎さん。「しゃべりたがり、説教したがりのおやじは多い。親世代が持つ引き出しをもっと利用してほしい」と話す。

 会場は今春、7階に新設された「goban tube cafe(ゴバン・チューブ・カフェ)」。本年度中は実験的に、イベントの際などにカフェスペースとして使われており、メディアテーク側が尾崎さんに利用を持ち掛けた。

 おやじカフェは午後5—7時。参加料は1ドリンク付き200円。飛び入り参加もできるが、具体的な相談がある場合、30日までに申し込みが必要。連絡先はせんだいメディアテーク企画・活動支援室022(713)4483。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000035-khk-l04