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2008年10月25日(土) 17時01分

映画:「おそいひと」賛否呼ぶ 「障害者と犯罪」テーマに−−福井で30日 /福井毎日新聞

 障害者と犯罪(殺人)をテーマにした映画「おそいひと」(柴田剛監督)が30日、福井市中央1の響のホールで上映される。作品は脳性まひで重度身体障害者の住田雅清さん(大阪府在住)が本人役で主演するフィクション。
 同ホールで来月3日まで開かれる「映像フェスティバル5days」の一つ。介護を受けながら一人暮らしをしている「住田」のもとに、卒論研究のために女子大生が介護に訪れたことから平穏な日々の歯車が狂い出す。04年の発表後には上映の賛否両論が巻き起こった。
 フェスティバルを主催する「まちなか映画祭」実行委員会事務局の鈴木雅紀さんが、出演者の一人と交流があったことから上映が決まった。鈴木さんは「障害者と犯罪の組み合わせはタブー視されがちだが、障害者も酒を飲んで酔っぱらう。一般人と変わらないということを映画を通してわかってほしい」と話している。
 午後6時からと同7時半からの2回上映で、前売り券1000円、当日券1500円。問い合わせは同ホール(0776・30・6677)。【菅沼舞】

10月25日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000255-mailo-l18