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2008年10月25日(土) 23時42分

<中日>つながり欠く打線を浮き彫り 「課題」抱え終幕毎日新聞

 ○巨人6−2中日●(25日、セ・CS第2ステージ第4戦)

 負けたら終わり。中日は、2点を先取されても引き下がれない。粘って八回までに追いついた。しかし、それまでだった。

 悔やむべきは、好機にあと一本が出なかったことだ。一、三、七回には走者を三塁まで進めながら、還せなかった。一回2死一、三塁の先制機に凡退した和田が「あそこで打てれば良かったんですけど」と言ったが、後の祭りだ。

 今季の中日は、リーグ3位の140本塁打を放ちながら、得点とチーム打率はともにリーグ最下位だった。数字は、打線のつながりに欠き、得点を本塁打に頼った姿を浮き彫りにしている。

 また、5月14日に森野が左足を負傷して以来、故障者が続出した。若手野手の台頭もなく、開幕戦に先発した野手8人が、その後先発にそろって名を連ねたのは、今月1日になってのことだ。

 落合監督は「故障になんて泣いていない。このメンバーで戦ったことに対して悔いはない」と強がりつつ、「やることは山ほどある」と課題があることを認めた。04年以来、毎年優勝争いに加わってきた中日。しかし今季は「もろさ」を抱えたまま、幕を閉じた。【村社拓信】

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