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2008年10月25日(土) 23時22分

土砂ダム、大量にあふれる=大雨で、13世帯が一時避難−宮城・栗原市時事通信

 岩手・宮城内陸地震で被災した宮城県栗原市の迫川上流の「湯ノ倉地区」にできた土砂ダムの水位が24日の大雨の影響で上昇し、たまった水が大量にあふれ出したことが分かり、国土交通省の砂防専門家らが25日、現地調査した。下流域の住民13世帯34人が一時避難したが、住宅への被害はなかった。
 調査によると、同地区では24日未明から同日午後9時までの間に106ミリの雨量を記録。土砂ダムは徐々に水位を増し、午後2時ごろに過去最高位に達した。あふれ出す水量も増えてゆき、同4時40分ごろからの約50分間で、約40万立方メートルの土砂や水が流れ出たとみられる。あふれたことで、ダムの水位は約10メートル低下した。 

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