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2008年10月25日(土) 20時20分

ASEM閉幕し議長声明、北朝鮮に人道対応求める読売新聞

 【北京=加藤淳、有光裕】アジア欧州会議(ASEM、加盟43か国・2機関)の第7回首脳会議は25日午後、協議の内容を総括した議長声明と、「持続可能な開発に関する北京宣言」を採択して閉幕した。

 議長声明で、各国首脳は、世界的な金融危機が世界の金融システムと国際経済に深刻な影響を与えているとの認識で一致し、「国際社会は協調体制を強化して危機を克服すべきだ」と訴えた。

 北朝鮮問題については、朝鮮半島の非核化を実現するため、6か国協議における取り組みの継続を求めた。さらに、拉致問題を含めた「人道上の懸念への対処の重要性」を強調、北朝鮮に前向きな対応を求めた。

 イランの核開発には「深刻な懸念」を示し、ウラン濃縮活動停止などを求めた国連安全保障理事会決議に従うよう呼びかけた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000040-yom-pol