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2008年10月25日(土) 20時10分

<麻生首相>金融危機に明確なメッセージ出せた…北京で会見毎日新聞

 【北京・高塚保】麻生太郎首相は25日、アジア欧州会議(ASEM)の閉幕を受けて北京市内のホテルで記者会見し、「アジアと欧州の首脳が金融危機に深い懸念を持っているとの明確なメッセージが出せた」と、会議の成果を強調した。北朝鮮問題では「私は核、拉致問題の解決の重要性を強調し、各国から理解を得た」と述べた。

 金融危機を受けてワシントンで11月15日に開催予定の20カ国・地域(G20)金融サミットについて「短期的には、差し迫った金融危機の解決、中長期的には国際金融の決済システムを首脳が議論する必要がある」と指摘。各国政府が金融商品の透明性向上などに取り組む必要があるとの考えを明らかにした。

 首相は会見後、政府専用機で帰国の途につき、25日深夜に羽田空港に到着する予定。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000089-mai-pol