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2008年10月25日(土) 16時26分

外国船の出港停止が急増中国新聞

 中国地方5県(宇部市以西を除く)の港に本年度上半期(4—9月)、入港した外国船のうち、中国運輸局が安全面の不備から出港停止を命じた船が33隻に上ることが24日、分かった。昨年度の年間29隻を既に上回り、3分の2は中国企業の保有か運航する船だった。燃油高でコストの低い外国船へのシフトが進んだことや、経済拡大が続く中国の船舶、船員不足が背景にあるとみている。

 運輸局は、国際条約が定める安全基準を満たしているか検査する「ポート・ステート・コントロール(PSC)」を、管内の港に入港した外国船に抜き打ちで実施している。今年4—9月に検査したのは391隻。このうち1割弱の33隻で消火設備が整っていなかったり、船長が海図が読めなかったりするなどの不備が見つかった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810250089.html